新型コロナウイルス感染症とは
発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。
感染しても軽症であったり、治る例も多いですが、季節性インフルエンザと比べ、重症化するリスクが高いと考えられます。重症化すると肺炎となり、死亡例も確認されているので注意しましょう。特にご高齢の方や基礎疾患のある方は重症化しやすい可能性が考えられます。
感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわれています。
どのように感染しますか?
新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染により感染するといわれています。
飛沫感染 |
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。 |
接触感染 |
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で目や口や鼻を触ると粘膜から感染します。 |
予防のポイント
咳エチケット・手洗い・手指消毒・環境消毒・換気などの感染症予防対策をしましょう。
- 咳エチケット
咳やくしゃみをするときは、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖口などで口と鼻を覆う「咳エチケット」を行いましょう。
- 手洗い・手指消毒
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前、多くの人が触れたと思われる場所を触った後などに、流水と石けんによる、こまめな手洗いを心がけましょう。アルコール消毒液(70%以上)を用いた手指消毒も効果があります。
- 環境消毒・換気
よく触れる場所は、薄めた市販の家庭用漂白剤(主成分が次亜塩素酸ナトリウムのもの)か、アルコール消毒薬で拭きましょう。漂白剤を使用した場合は、消毒後に水拭きしましょう。
部屋のウイルス量を下げるために、定期的に換気をしましょう。日中は、1~2時間に1度、5~10分程度窓を大きく開けて、部屋の空気を入れ換えます。
持病がある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。
発熱等の風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休んでください。
発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録してください。