南大隅町 MINAMIOSUMI TOWN
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更新日:2022年4月12日
ソテツ科の中の一種が日本の八重山群島、沖縄列島、奄美群島から九州の南端までの狭い範囲に限られて自生しているとされています。
大きなものは5メートルぐらいに達し、幹は大きくうろこのように葉の跡が残っています。葉は羽状の複葉で雌雄異株です。
薩摩半島の南端と大隅半島の南端及び東端の一角が自生の北限地帯として指定をうけています。いずれもやや乾いた原野の岩石の間に自生しています。
田尻海岸のソテツ群は、砂地と海岸近くの絶壁に多く、佐多岬一帯はほとんどが海岸近くの絶壁に生えています。
標高930メートル。稲尾岳地域の森林は全植生がシイ帯です。垂直高度別には、シイ林、イス林、アカガシ林の三つの森林型が見られます。
三種類の暖林帯がまとまって一ヶ所に存在する例は知られておらず、原生林としてわが国では他に比類を見ない唯一無二の代表的暖帯林であって、世界的にも貴重な植生です。
稲尾岳は、南大隅町、錦江町、内之浦町の三町に位置しています。
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